朱羅と邑狛とひよ





沙世「大人気ないですよー…ね、『お義父さん』?」
邑狛「己れは貴様の父親ではない」
沙世「邑狛さん、それは言葉のアヤです」
ひよ「お…おとーさん…?」
邑狛「黙れ」
ひよ「ひぁぁあああっ」
沙世「邑狛さんいじめちゃ駄目ですよー、はい、おすわり!」
スチャッ
邑狛「…はっ、つい!」
ひよ「お…おとうさん…?」
邑狛「……触るな!」
ひよ「ひっ……ふふふふさふさそうだったから思わず……すすすみませぇぇえええん!」
沙世「そのまま『待て』ですよー邑狛さん」
邑狛「…」(待てをしている)
ひよ「…沙世さんの言うことなら……聞くんですね」
邑狛「…はっ」
沙世「…(笑顔)」
ひよ「…」
邑狛「此奴の命令など聞くか!
ひよ「ひぃっ!」
沙世「身体が勝手に動いちゃうんですよねー(笑顔)…あら、お客さんみたい」
ひよ「い、いらっしゃいませ〜」
沙世「じゃ、邑狛さん、お客さん怖がらせないでくださいね」
邑狛「…ふん(そっぽをむく)」
「ねぇちゃ……うわぁあああっ」
沙世「……」
ひよ「??? だいじょうぶぅ、ぼく?」
邑狛「……」
沙世「怖がらせないでって言いましたよね?」
邑狛「己れは何も」
ひよ「ああああれが、怖いの? 大丈夫、全然こわく…………なんて………やっぱり怖いです」
沙世「あらぁ、邑狛さん逃げちゃだめですよ」


Special thanks→シイチさん

閉ジル

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